Cocktailzとは

Cocktailzはどんなサイト?

Cocktailz(カクテルズ)は、ウェブサイトのアクセシビリティやその周辺に関する情報を発信するウェブサイトです。運営者は同じくCocktailzという名前で、ウェブアクセシビリティに関する調査や診断業務、執筆活動を行っています。

ウェブアクセシビリティって何?

ウェブアクセシビリティ(Web Accessibility)とは、「年齢や障害などの身体的制約にかかわらず、すべての人がウェブで提供されている情報やサービスを利用できること」を表す言葉です。もう少し噛み砕いて言うと、

目が見えない人でも、耳が聞こえない人でも、手が不自由な人でも、お年寄りでも、片腕をケガしていても、ウェブでニュースを読んだり、新作映画の情報を調べたり、ネットショッピングで買い物をしたり、ホテルを予約したりできること

といえます。

例えば、目が全く見えない人はパソコン画面に映っている文字や写真を見ることができません。そこで「音声読み上げソフト」というものを使って、画面に表示されている文字やキーボードから入力した文字を耳で聞くことでパソコンやウェブを利用しています。

また、目が全く見えないわけではないけれどメガネやコンタクトで矯正しても十分な視力が出ないという状況を「弱視」といいます。弱視の人は、パソコンの設定を自分が見やすい文字の大きさや色に変更して使用します。あるいは「画面拡大ソフト」というものをインストールして使っている場合もあります。Cocktailzの運営者である私自身、弱視の視覚障害を持っています。私はWindowsの「拡大鏡」というソフトを使っています。障害を持つ人の日常生活やウェブの使い方についてはコラムに掲載していますのでご覧ください。

このように障害を持つ人々は、それぞれの障害の種類や程度に応じて工夫しながらウェブを利用しているのですが、これですべてのウェブサイトやサービスを使えるようになるわけではありません。ウェブサイトの作り方によっては、音声読み上げソフトを使っている全盲の人に情報が伝わらなかったり、弱視の人には操作しにくいものになってしまうことがあります。そこでCocktailzでは、ウェブアクセシビリティの考え方や具体的な実践方法などを日本に根付かせ、一人でも多くの人が楽しく暮らせる情報社会の実現を目指しています。

「Cocktailz」の由来は?

ウェブサイトをつくるには多くの人が関わります。ウェブサイトでサービスを提供したい企業や個人、ウェブプロデューサー、ディレクター、デザイナー、コーダー、プログラマーなどなど。制作に関わる人それぞれが持てる力を出し合って、使いやすくて、楽しい、見た目もきれいなウェブサイトを作る。

「この制作の場にユーザーも参加できたら、もっと使いやすいウェブサイトが増えるんじゃないか? 特に障害を持っている人にとって、ウェブの魅力は計り知れない。」

こんなことを考えていたとき、ふと思いました。

「これって、カクテルに似てるなあ。いろいろなお酒やジュース、果物を混ぜて、一杯のカクテルを作る。味はもちろん、見た目も大事。」

ということで、このサイトの名前をCocktailzに決めました。

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