神戸市ウェブアクセシビリティ研修

2014.05.21

5月7日、8日、そして16日と3日間、神戸へ出張してきました。
神戸市役所の職員の皆さんへ、ウェブアクセシビリティについての研修をさせていただきました。

会場は三宮近くの貿易センタービル。

貿易センタービルの外観写真

研修の様子はこんな感じです。

アクセシビリティ研修風景の写真

新年度が始まって間もない5月の研修ということで、障害を持つ人々のウェブ利用の状況と抱えている不便、ウェブの登場によって障害者の生活がどのように変化したのか、障害者にとってのウェブの魅力は何か、神戸市職員の皆さんがこれからウェブサイトの更新業務を行うにあたってアクセシビリティの観点から気を付けるポイントはどこか、などをお話しました。

3日間で合計150名程度の方にご参加いただきました。ランチのあとにもかかわらず、皆さんとても熱心に聞いてくださいました。たくさんメモを取っていらっしゃる方もいたようです。

神戸アツい!

神戸市のウェブアクセシビリティへの取り組み

神戸市ではかなり以前からウェブアクセシビリティの向上へ向けた取り組みを続けていらっしゃいます。

ウェブアクセシビリティへの基本的な考え方として5項目を設け、これを実践するためのよりどころとして「神戸市ウェブアクセシビリティ基盤文書」を整備しています。またJIS X 8341-3:2010に基づいてウェブアクセシビリティ方針を策定し、定期的にJIS試験も実施しています。

さらに「規格に準拠することがゴールではなく、神戸市民の皆さんから声を聞き、ウェブサイトの改善につなげることが重要」とのお考えの下、ユーザー評価も実施していらっしゃいます。研修の後半では、ユーザー評価を実施したNPO法人アイ・コラボレーション神戸の方から評価結果のご報告と、それを踏まえた今後の更新業務におけるポイントなどのご紹介がありました。

ウェブアクセシビリティの維持・向上には組織的で継続的な取り組みがとても重要です。一部の熱心な職員だけががんばっても、広報担当部署だけががんばってもうまくいきません。また公共機関には人事異動がありますが、担当者が変わったからといってアクセシビリティへの取り組みまで変わってしまったら障害を持つ市民は困ってしまいます。

こういった点を十分考慮して、神戸市では基本的な考え方の中に組織的かつ継続的な取り組みへの姿勢を盛り込んでおり、定期的な職員研修やJIS試験、ユーザー評価など実践にも力を入れています。

やっぱり神戸アツい!!

神戸グルメも満喫しました

研修初日のあと、長田にある鉄人28号を見に行き、そのあとぼっかけ焼きそばを食べました。

原寸大の鉄人28号の写真

ぼっかけ焼きそばの写真

ぼっかけ焼きそばとは、牛すじとこんにゃくを甘辛く煮たものを焼きそばの上に乗せたものです。特製のソースをお好みで書けて食べます。

また最終日のランチは、グリル一平のオムライスをいただきました。

グリル一平のオムライス写真

薄い卵焼きの中に、チキンライスがギュッと詰まっている感じで、懐かしい昭和のオムライスでした。

神戸はグルメもアツい!!!

というわけで研修もグルメも、とても楽しい神戸での3日間でした。

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