私は生まれつき弱視の障害を持っています。
ウェブを使うようになってもう12年ぐらい経ちますが、今でも「ウェブってすごいなー」と思うことがたくさんあります。外出、買い物、同じ障害や趣味を持つ人との情報共有などなど、ウェブは私にとって無限に広がるおもちゃ箱のようなものですね。
今日はウェブの魅力についてのお話です。
おでかけがラクになった
ウェブで便利になったことのトップ1は「外出」です。Google Mapなどの地図サービスを使って、目的地までの道順や目印になりそうなお店や建物の情報を調べます。特に初めて行くような場所や、土地勘のないところへ行くときには、下調べが欠かせません。
私が主に使っているのは以下のようなサイトです。
- 駅探
- シンプルで使いやすい乗り換え・時刻表検索サイトの老舗。携帯版もシンプルで使いやすいです。
- Google Maps
- 「引きずれる地図」というのがすばらしい。道順を確認するのに一番使いやすい。縮尺を変えて全体を把握したり、道順や目印を詳しく調べたりできる。
- らくらくおでかけネット
- 都内主要駅の構内案内図が検索できるサイト。駅の構造(ホームから改札までの行き方や、乗り換え方、目的地に一番近い出口、トイレの場所など)は、視覚障害者にとってとても大事な情報なのです。
道順の情報が欲しい
上に挙げたサイトを使うと、目的地までの大まかな行き方がわかります。しかし目的地に近くなってくると、それを探すのがだんだん難しくなってきます。
- 区役所は道路のこっち側だったかな。反対側だったかな。
- 病院は交差点から何軒目だったかな。
- あのレストラン、ビルの3階だけど、1階には何があるのかな。
- 居酒屋さんはこのビルの5階。エレベーターはどこ?
こんな疑問や不安が頭の中を渦巻いています。
そこで、地図情報や「最寄り駅から徒歩5分」のような情報だけではなく、最寄り駅からの道順、目印となるようなお店や建物の情報も掲載されるとよりわかりやすい道案内になります。目印となるお店とは、パン屋、カレー屋、そば屋、ドラッグストア、パチンコ店、ゲームセンター、マクドナルドなど、匂いや音で把握できるお店が望ましいでしょう。
また、どうしても道がわからないときには目的地のお店や役所へ電話して、道を尋ねます。電話で道案内をするのは意外と難しいのですが、これは障害の有無に関わらずすべてのお客様への満足度を上げるものとなりますので、ぜひできるようにしておくとよいでしょう。
