情報共有 – ウェブで便利になったこと(3)

2010.08.25

ウェブで便利になったことの第3弾。「情報共有」です。

これは皆さんもご経験がおありかもしれません。同じ職種や趣味、悩みを持つ人々と情報交換をし、想いを共有する。たとえそれが少数派だとしても、遠くにいても、直接コミュニケーションが難しくても、ウェブを使えばそれができる。

今日は、そんなウェブの本質的な魅力についてのお話です。

勉強会に参加して横のつながりを創る

今日、ウェブ制作ビジネスについての勉強会に参加してきました。mixiのコミュニティで企画された勉強会です。個人で仕事をしていると横のつながりを創っていくのはとても大事ですし刺激になるので、これからも積極的に参加していきます。

同じ障害や病気を持つ人々との共有

私は生まれつき弱視の視覚障害を持っています。数年前から目の状態が安定せず、角膜移植手術を何度かうけました。現在も再度の角膜移植に向けて準備をしています。

初めて角膜移植を受けたのは5年前。主治医から「手術は安定しているし、すぐ終わりますよ。」とは言われたものの、入院そのものが初めてということもあり、実際はいろんな不安があとからあとから沸いてきていました。

  • そもそも、角膜移植ってどんなことをするの?
  • どのくらいの時間がかかるの?
  • 拒絶反応がおこるとどうなるの?
  • 痛みはあるの?
  • 費用はいくらかかるの?

などなど。

そこである日、「考えててもしょうがない。角膜移植なら受けた人もたくさんいるんじゃないか?」と想い、早速検索してみました。

すると、過去に角膜移植を受けた方の体験談や、Q&A形式で角膜移植に対する質問に答えるサイト、目の仕組みを解説したサイトなどたくさんの情報が見つかりました。中でも、過去に角膜移植を受けた方の体験談は、入院期間や病院生活のこと、視力変化の様子、拒絶反応への不安と予防など、とても具体的で参考になりました。自分に置き換えて入院生活をシミュレーションするように何度も読み返したのを覚えています。おかげで快適な入院生活を送ることができました。

盲と聾のコミュニケーション

私には聴覚障害を持つ友人がいます。彼らは普段手話を使って会話をします。しかし、私には彼らの手話を見ることはできません。彼らは、私の声を聴くことはできません。どうやって話そうか考えました。

メール。

そうです。メールでならお互いストレスなく会話ができる。このことに気づいたときは面白かったです。それまで聴覚障害を持つ方々とお話ができるとは思っていなかったのですが、一度思いついてしまえば簡単にできてしまうんですね。

このように、ウェブを通して、

  • 同じような職業の人と情報共有して横につながる
  • 同じ病気の人と情報を共有して、安心や勇気をいただく
  • 異なる文化を持つ人々と情報を共有して、新たな世界が広がる

なんてことができるんですね。

最後に、ウェブの創始者ティム・バーナーズ・リーの言葉をご紹介します。

ウェブのパワーはそのユニバーサル性にある。障害に関係なく誰もがアクセスできることは、ウェブの根幹をなす要素の一つである。

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