iPadでなに撮るの?

2012.10.24

iPadを使い始めて2年が経ちます。これまでにも何度かiPadとロービジョンをテーマに文章を書いてきました。今回は、カメラ機能に絞って、僕がどんな写真を撮影して、どんなふうに活用しているかお話します。

移動中に撮影したもの

まずはこちらの写真です。

浜松町駅の看板

これは今年の6月、JR浜松町駅北口改札で撮影したものです。仕事で講演をさせていただいたのですが、その会場が浜松町でした。担当の方と駅の北口改札で待ち合わせしたのですが、僕は浜松町駅を利用するのが初めてに近く、北口改札がどこなのかあやしい状態でした。そこで、たどり着いた改札口が何口なのか確認するために、iPadで上の写真を撮影したわけです。

僕は初めての場所に行く場合、事前にGoogleマップや「らくらくおでかけネット」などを使って目的地までの道順を調べます。デパートや複合施設の中のお店に行く場合は、その施設のフロアマップも見てある程度頭に入れてから出かけます。そのうえで、iPadを使って上のような写真を撮ったりしながら目的地を目指します。

似たような写真ですが、以下はある勉強会に参加したときに撮影しました。会場となるビルの看板を撮影したものです。

ビル名が書かれた看板写真

また、目的地へ向かう途中、駅のホームに表示される電光掲示板を撮影することもあります。次の写真は新宿駅の小田急線ホームにある時刻表です。

新宿駅ホームの時刻表

東京駅で新幹線の時刻表を撮影したこともあります。

東京駅の時刻表写真

家の中で撮影したもの

僕がiPadカメラを使うのは移動ちゅだけではありません。家の中でも便利に使っています。例えば電子レンジのボタン。

電子レンジのボタンの写真

だいぶぼけてしまっていますが、自宅で使っている電子レンジのボタンを撮影しました。僕が使っている電子レンジはボタンが多くて、どのボタンでなにができるのかすぐ忘れてしまいます。そこでこのようにボタンを写真にとっていつでも確認できるようにしました。

また、HDDレコーダーの裏側も撮影しています。

HDDレコーダーの裏側

僕はこの夏に引っ越しをしました。その時HDDレコーダーの配線をすべて外したわけですが、新居でもう一度配線しなおしたとき、どこにどの線をつなぐのか忘れてしまいました。そこで上のように背面をピンチで拡大して写真を撮り、線をつなぐ場所を確認したというわけです。

iPadが登場する前は、マニュアルを読んで背面部の配置を頭に入れてからあてずっぽでつないでいました。その時と比べると安心感と手軽さがまるで違います。

単眼鏡とルーペの代わりとしてiPadを使う

このように。移動中は遠くて見えないものを見るために、家の中では小さくて見えないものを見るために、iPadのカメラを使っています。ロービジョンの人をサポートする単眼鏡とルーペといったものの代わりのように使っています。

欲を言えば、この機能を使って文字をかけるようになりたいところです。お店でサインするとき、会員登録やアンケートに記入するときなど、外出先で文字を書くシーンにiPadが使えるともっと便利になると思います。そのためのスタンドなども出始めていますが、まだ改善の余地がありそうです。今後に期待しています。

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