アクセシビリティ研修支援

単なる知識習得ではない、「やりたくなる」アクセシビリティ研修を

ウェブアクセシビリティの継続的な取り組みに欠かせない人材の育成

ウェブアクセシビリティ向上への取り組みは、社内の一部の人だけ、あるいは一部の部署だけが行っても効果は期待できません。全社一丸となって組織的かつ継続的に取り組んでいくことが非常に重要です。そしてそのうえで欠かせないのがアクセシビリティ人材の育成です。

アクセシビリティ人材とはどのようなものでしょうか。

まず、社内におけるアクセシビリティへの取り組み方針や全体的な枠組みを決定して実行する部署・人材が必要になります。多くの場合広報やウェブサイトの管理を担当する部署の中でアクセシビリティ担当者を決め、その人が中心となって取り組みの基盤づくりや社内外へのプロモーションなどを行います。またウェブサイトの新規立ち上げやリニューアルの際、アクセシビリティ担当窓口として社内外との交渉やディレクションを行うのもこの人たちです。

また、ウェブサイトの運用・更新においてもアクセシビリティ人材は重要な役割を果たします。ウェブサイトを立ち上げる時やリニューアルするときにいくらアクセシビリティを考慮して制作しても、公開後の更新作業を行うスタッフのスキルや意識が十分でない場合、更新するたびにアクセシビリティが低下してしまう危険性があります。これを防ぐためには更新作業マニュアルや運用ガイドラインなどのドキュメント整備とともに、スタッフへのアクセシビリティ教育が欠かせません。

明日からやりたくなるアクセシビリティ研修を

こんな不安はありませんか?

  • 周囲に障害を持つ人がいないのでスタッフの問題意識が薄くなりがち。
  • ウェブアクセシビリティの必要性を自分のこととしてとらえられず、スタッフのモチベーションがあがらないのではないか?
  • その場ではわかったつもりになっていても、次の行動になかなかつながらない
  • 研修後に出てきた疑問や不安に答えられる人がいない

Cocktailzでは、12年にわたるアクセシビリティ分野での取り組みで培った知識と経験をもとに、また自ら障害当事者である講師が自身の経験を踏まえてお話することで、具体的で楽しく、ストンと腑に落ちて、明日からウェブアクセシビリティに取り組みたくなるような研修をご提供いたします。

講師プロフィール

伊敷政英の写真

伊敷 政英(いしき まさひで)

生まれつき弱視の視覚障害を持っています。視力は右眼の矯正視力が0.03、左目は光がわかる程度です。普段は白杖(はくじょう)をもって歩いています。これまで10年間、自治体や企業のウェブアクセシビリティへの取り組みをご支援してきました。その中で経験したことをもとに、皆さんが「明日からウチの会社でもアクセシビリティをやっていこう」と感じていただけるような、具体的で楽しい研修をご提供してまいります。

Cocktailzコンサルタントのご紹介

サービス内容

Cocktailzのアクセシビリティ研修支援サービスでは、以下の作業を実施いたします。

アクセシビリティ研修企画の立案

お客様ウェブサイトの現状やアクセシビリティへの取り組み状況などをお伺いしたうえで目標を設定し、その目標を達成するための研修をご提案いたします。

アクセシビリティ研修教材の作成

アクセシビリティへの取り組みの必要性や意義、具体的な実践方法が、御社スタッフの皆様に共感を持って確実に伝わるよう、実例や実演を交えた楽しいアクセシビリティ研修教材を作成いたします。

アクセシビリティ研修の実施

弱視の視覚障害を持つ講師が自らの経験をお話しすることで、単なる知識の習得ではなく共感や実感をともなった研修をご提供いたします。

研修後に出てきた質問や不安にお応えするアフターサービス

障害者のIT利用に関すること、ウェブアクセシビリティにおける素朴なことなど、アクセシビリティ研修実施後に出てきた疑問や不安にお答えします(研修実施後2か月間は無料)。

サービスの特長

ウェブアクセシビリティ研修支援サービスの特長は「当事者性」と「専門性」、そして「具体性」です。ウェブアクセシビリティやJISに関する確かな知識と豊かな経験をもち、自らも障害当事者として日々活動しているコンサルタントが講師を務めます。

Cocktailzの研修支援サービスの特長

  • 専門性:10年にわたるアクセシビリティ分野での活動を通して得た知識と経験をもとに、専門的な視点を保ちつつお客様のニーズや現状に即した研修をご提案いたします。
  • 当事者性:講師自らの経験を踏まえてお話することで、単なる知識の習得ではなく、ストンと腑に落ちるような研修を行います。
  • 具体性:実際のウェブサイトでの事例や、障害者が利用している支援ソフトのデモを交えてとにかく具体的に解説することで、なんとなくモヤモヤしてとっつきにくいアクセシビリティを身近なものとしてとらえられるようにします。

研修メニュー

ご参考までに、これまで実施してきた研修のうちご要望の多かったものについて内容をご紹介いたします。研修の内容や時間、進め方などについては、お客様のご希望に合わせてカスタマイズいたしますのでご相談ください。

メニュー1:ウェブアクセシビリティ基礎研修

「ウェブアクセシビリティの基礎的な知識の習得と取り組みへの動機づけ」を目的に、障害者のウェブ利用の様子や抱えている問題点、国内外の動向、代表的な事例など、ウェブアクセシビリティの基礎を丁寧に解説いたします。障害者のウェブ利用を撮影したビデオや、障害当事者である講師がウェブサイトを閲覧する様子を実際にご覧いただくことで、知識として理解するだけでなく問題意識や動機づけを共有できるような研修を実施いたします。このような研修をサイト運営に携わる社員だけでなく、できる限り多くの社員に対して実施することで、組織としてアクセシビリティに取り組んでいく姿勢を示すものとなります。

研修概要

  • 研修の目的:ウェブアクセシビリティの基礎的な知識の習得と取り組みへの動機づけ
  • 研修対象:全社員
  • 研修時間:3時間
  • 研修教材:ウェブアクセシビリティ基礎研修教材(40ページ程度)
  • 料金:7万円~(詳細はお見積りいたします)

主な研修内容

  • 障害者のウェブ利用環境と問題点(全盲・弱視・肢体不自由)
  • ウェブアクセシビリティの考え方と国内外の取り組み(WCAG2.0やJISのご紹介など)
  • 代表的な事例紹介(画像への代替テキスト、フォーム、色、PDFなど)
  • お客様および他社様ウェブサイトの現状について

メニュー2:JIS X 8341-3:2010実践研修

ウェブコンテンツのアクセシビリティに関するJISであるJIS X 8341-3:2010とその付属文書について、概要や使い方などを解説し、「JISを使ってアクセシビリティ向上に取り組めるようになる」ことを目標に実践的な研修を実施いたします。講師はJIS X 8341-3:2010の原案作成に携わり、現在もウェブアクセシビリティ基盤委員会(WAIC)の委員としてJISの普及・啓発やJIS活用の後方支援に取り組んでいます。

研修概要

  • 研修の目的:JIS X 8341-3:2010を用いてアクセシビリティ向上に取り組めるようになる
  • 研修対象:ウェブサイト運営に携わる社員及び外部委託先スタッフ
  • 研修時間:4時間
  • 研修教材:JIS X 8341-3:2010実践研修教材(100ページ程度)及び演習用教材
  • 料金:10万円~(詳細はお見積りいたします)

主な研修内容

  • JIS X 8341-3:2010概要
  • 付属文書について(解説書及び実装方法集)
  • みんなの公共サイト運用モデルの概要
  • アクセシビリティ方針の策定(策定手順、方針の内容の決め方、策定時の注意点など)
  • JIS X 8341-3:2010に基づく試験(試験手順、チェックリストの作成方法、miCheckerの使い方、試験結果の表示と適合宣言、試験の実施演習など)

料金・納期

アクセシビリティ研修支援サービスの料金及び研修実施までの期間については以下の通りです。

アクセシビリティ研修支援サービス料金表
研修メニュー 研修時間 料金 準備期間
アクセシビリティ基礎研修 3時間 7万円~(詳細見積り) 2週間程度
JIS X 8341-3:2010実践研修 4時間 10万円~(詳細見積り) 3週間程度

お問合せ

サービス内容に関するお問い合わせや、お仕事のご依頼お待ちしております。以下のフォームからお問合せください。

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