私はこれまで、自宅に電話を入れていませんでした。携帯電話があれば十分だったからです。しかし、Cocktailzとして活動を始めるにあたり、FAXつきの固定電話を購入し、NTTへ開設依頼の電話をしました。
今日のエピソードはそのときのものです。
マニュアルは紙からウェブへ
NTTへ開設依頼の電話をして電話番号を決め、キャッチホンやナンバーディスプレイなどのサービスの説明を受けていたときのことです。オペレーターの方から次のような説明を受けました。
「お使いになるルータの設定をしていただく必要があります。マニュアルについてなのですが、弊社はエコ活動に力を入れておりまして、その一環としまして紙を削減するペーパレス活動を行っております。したがいまして、ルータのマニュアルを冊子でお送りする代わりに、弊社ウェブサイトにてPDF形式のマニュアルをご用意いたしましたので、そちらをご確認ください。」
「なるほど、確かにエコは大事だね。」と一度は納得したのですが、すぐに素朴な疑問が…
「そのマニュアル、僕は読めるのかな。」
実際、マニュアルは読めませんでした。
製品のマニュアルもJISの対象となる「ウェブコンテンツ」
8月20日に公示されたJIS X 8341-3:2010のタイトルでは、「ウェブサイト」ではなく、「ウェブコンテンツ」となっています。
これは、企業の活動内容や自社商品を紹介するいわゆる「ウェブサイト」だけではなく、製品のマニュアルや、モデムやルータなどの設定画面など、ブラウザを介して閲覧・利用するコンテンツもJISの対象に含まれていることを表しています。
つまり、今回のような製品のマニュアル類もJISの対象になります。
マニュアルには多くのイラストが使われています。このこと自体は、利用者に製品の使い方をわかりやすく説明するために不可欠なものなのですが、イラストを見なくても、使い方がわかるようなマニュアルが増えるとうれしいですね。